にとり「もみっちの笑顔は私が育てた!」
早苗「??」
にとり「最初会った頃は、天狗になって間もないのか表情が乏しくてね。怖い天狗様なんだろうなと思ったんだ。
でも、表情が作れないだけで、中身は今と一緒。すごく気さくで、河童の私にも優しくしてくれてさ。私も気やすくなって、いつも話しかけたり笑いかけてたら、同じように返してくれるようになったんだよ。」
早苗「今はあんなににこにこしてるのに・・・」
にとり「にこにこしてるねー。
射命丸様といるときは特にね。」
早苗「・・・ふふ、そうね・・・・・・。」
にとり「だけどさ、射命丸様ともみっちは一応別の種なんだよねえ。
外の世界はもう人間だらけみたいだから分からないかもしれないけどさ、別種同士の恋ってのも結構大変でさー。
食べるものも習慣も違うし、同属からも反対くらうし・・・」
早苗「学校でも学年が違うだけで結構壁はあったかなあ・・・」
にとり「がくねん? ねん、ってことは年のこと?
そういや、もみっちと射命丸様じゃ、年も離れてるね。」
早苗「そうは見えないけど・・・ 二人とも大分若いんじゃないの?」
にとり「うーん、もみっちは私よりもずっと年下みたいだけど、射命丸様は1000年は生きてるはずだよ。」
早苗「!!!?」
にとり「まあ、もみっちならなんとかするさ。
元々山中を見て回る白狼天狗は多種族とも仲良いし、他の種族とこっそり恋仲に・・・なんてのも、本当はない訳じゃないしね。」
早苗「そっかあ・・・・・・。
なんか・・・ちょっぴりさみしいな・・・・・・・・・な、なんてね、あははっ」
にとり「そうだね・・・」
早苗「・・・・・・うん」
にとり「いいコだからなー、もみっち・・・」
早苗「うん」
にとり「でも、私達が友達なのは変わらないさ」
早苗「そうね・・・・・・・・・・。
・・・・・・・それでも、なんだかくやしいな。
椛を昔から知ってるにとりも・・・・・・射命丸さんも・・・。
とっても羨ましい。」
にとり「へへー、いいだろう♪
だけどさ、これからは早苗も一緒だろう?
ゆっくり時間を積み重ねていけば良いさ。」
早苗「・・・・・・うん・・・・・・ありがとう、にとり。」
けれども何故か胸の痛みは収まらなくて。
今日が椛の非番の日じゃなくて、
いつも同じ時間に見回りに来てくれる、
仕事の日だったら良かったのにと
なんとなく、思った。
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例大祭お礼SSっぽいもの。
文椛合同で書いたも漫画のその後、てれてれ観光しながら話してるにとり&早苗。
うっかり、さな→もみ(笑)
どうでも良いがうちの描くキャラたちは皆鈍感だな!
【拍手レス】
>鳥羽さん
どうも、スケブ依頼いただきましてありがとうございました。合同も楽しんでいただけたようで嬉しいです。涙をペロリとかマイジャスティスですとも!w
>朝人さん
コメントありがとうございます。本日ちょっとだけアップデートしましたが(アドレスは変わりません)絵の展示もリンクも喜んで!(^w^*) 折角ですので、こちらからもリンク張らせていただいても宜しいでしょうか? 私もいつも相方のおおかみいぬ氏ともそうやってネタをふくらませるのですが、他の方と交流をするのがすごく好きなので、ぜひこれからも宜しお願いいたします。4コマもきっとそのうち・・・!
←ツッコミとか応援とか
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- 2009/03/10(火) 20:06:43|
- 東方SS|
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