あらためましてご連絡。
東方不敗小町で頒布させていただきました、『人来ぬ橋に鬼の来る』を、
とらのあなさんと
メロンブックスさんに委託させていただきました。
内容はずばり、勇パルです。
こちらの漫画(24p)のサンプルこんな感じ
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あらすじ:
地底のはずれ、地上と地底を繋ぐ穴の下で一人橋を守り続ける橋姫の元を、一人の鬼が訪ねてくる。用がなければ早々に橋を立ち去れと言う橋姫に、鬼は最近ここを通った者がなかったかと問う。橋姫は否と答えるが、鬼は小柄だが力ある鬼が通ったはずだと言いだし・・・。
とまあ、こんな話。
一本芯の通った良い女(笑)、なパルスィが主人公です。
某小鬼って、橋を通ったはずだよね?
内容は色々好きなもの詰め込んでみました。
本当は削りまくって10~15pくらいに納めようと思ったのですが、そこはそれ。
相方の「全部描いちゃえばいいじゃない!」の一言で自重するのを自重しました。
マイジャスティス大盛り一丁!
おかげで、余所様の勇パルとは大分路線が違うとは思いますが、大人な勇儀さんとパルスィの出会い話がでけたと思います。たぶん。
鬼は穏やかになったとはいえ根は乱暴者(乱暴なのは大好きだ!)パルスィは橋を守ってくれる実は優しい元人間の常識者。
大江山の鬼といえば、元々奪う殺す犯す上等のヤクザ連中だよね?(ぇー
長い年月地底を統べて、多少の秩序は持ったもののやはり力の原理から抜け出ない鬼と、力では思い通りにならぬ想い強き橋姫がもっと描きたい!
ちなみに。先にお断りしておきますが、今回かなり白いですごめんなさい。なにせ例大祭の2週間後とかで流石に仕上げに時間が割けなかったのと、『早苗が椛の~』でも色が薄いなと思ってたんですが今回はっきり気づいたこと、モニタに比べて印刷時には色が 大分薄まるらしい という2点が原因ですぃた。 orz
あおーん。仕上げだけはやりなおしたいーーー。
ともあれ、お手にとっていただければ嬉しいかぎりでございます。
どうぞよろしうに。
そして、本編ではパルスィがずっと眉間にシワよってそうな顔ばかりだったので、もっと安らいだ顔を描こうとしたらこんなんなった。

なんという勇パル脳(笑)
しかし、勇儀さんにもたれかかってパルスィがくつろげる、あまつさえ寝顔を見せられるようになるまであと何十年!?(長いな)
【拍手レス】
平等院は、後に平安時代に藤原氏が買い取って仕上げた寺付きの別業(別荘)ですね。宇治は別荘地だった訳ですが、多くは寺や社を設けた祈りの場でもあったようです(そういう意味でも宇治橋のあたりは、この世とあの世の境界的な意味合いがあったとかなんとか・・・)。
で、この平等院ももともとそうして建てられた寺付き別荘だったのを、「この世をば 我が世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしと思えば」(欠けたところのない満月のように、この世はまるまる私のものだぜ、みたいな意味)という歌で有名な、平安中期にブイブイいわせてた藤原道長の、父親が買い、息子の道長が拡張して、平安時代の栄華がつまった非常に豪勢な建物にしたとか。鳳凰堂はそういうい意味で世界遺産に登録されるほどの大仰なものになったようです。藤原道長は大体西暦で1000年くらいの人なので、丁度幽々子様の時代のお人だったり(笑)
ちなみに妹紅は藤原氏ですが、時代としてはこれよりずっと前、かぐやにちょっかい出した藤原不比等(大体西暦650年前後、宇治橋が出来た頃に生きていた人物)の娘ということなので直接は関係ないかなと思っていたのですが、もしかして鳳凰堂って妹紅のスペカの由来??
余談ですが平等院をここまで豪華にした道長氏、元々の家柄も良かったもののその時代のナンバーワンにまで成り上がれた理由は、娘を次々と天皇に嫁がせて子を生ませ、その次の天皇の祖父となったのが理由だったりします。当時は摂政政治という制度がとられていましたので、天皇事態はあまり権力を持たず、実質はその母親の父が実権を握る、という構図だったのです。そのため、当時貴族の間では、男児より女子の誕生を喜び、たくさんの有能な「女房」(キャリアウーマン)を集めて英才教育を施すのが常だったとか。そして天皇家、あるいは力のある地方の長に嫁がせ、男児の誕生を願ったそうです。
平家物語にでてくる橋姫の記述では、橋姫はもともと「女房」だったそうで、つまり結婚が大切な貴族の身分であり、キャリアウーマンだったということのようですが・・・。通婚の時代、夫が通わなくなるということは下手すると自分の一族の存亡にも関わる自体だったわけで(自分の父親が存命中で、それなりに身分が確立されていれば別)、通わぬ夫とその新しい恋人(だか妻だか)に嫉妬する女性というのもあながち男女の情だけじゃないのかもなあとか思うと結構複雑です。

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- 2009/04/05(日) 21:23:48|
- 同人活動|
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